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26次 江谷チームからの活動報告<その3>

【6月9日(3日目)】 
朝、予想以上に高速道路が渋滞する。なかなか進まない。
以前よりも渋滞が激しくなっているとのこと。

湊小学校に到着し、エリアミーティング。今日の午前中は日赤宮崎チームと鹿児島チームとで引継ぎがある。
いつもより診察室(家庭科室)がせまく感じる。

午前の診察は、前日の経験を活かして落ち着いて対応できる。
岡山チームは外科系でトリアージしてくださいと江谷先生が提案した(鹿児島が内科)だが、
診察する患者さんは咳症状の方が多いようで、
日赤の看護師さんは岡山チームの受診を患者さんに勧めてくれていた。

午後、岡山チームは巡回である。
その前に昼食をとり、日和山の日和山公園に登り石巻の景色を眺める。
初日みたいに鳥肌が立つことはなかった。
遠くから見る景色なのでテレビで見るように感じたのか、現実感がわかなかったからである。
日和山から中瀬という島を眺めると石ノ森漫画館以外は何もない景色である。
震災前は様々な建物があったはずである。やはり現実感がわかない。
(震災直後は、瓦礫・倒壊した建物があったかもしれないが、撤去されたかもしれない。)

etani-12.jpg

etani-13.jpg


午後の巡回所の隣にプールがある。瓦礫・車が流されている。津波の威力を改めて感じる。

午後の診療では、5人の診察をする。
何度も診察を受けその度に薬をもらっているだけの患者さんが診察に来られる。
心臓の悪い方で被災後はきちんとした診察を受けていない様子。
それに江谷先生が気づき、難波先生がお薬手帳の整理をする。
この点を考えるとかかりつけの医師の必要性を感じる。
また、足の状態の悪い患者さんがいて部屋まで往診に行く。
このような方は仮設住宅ができても自立はなかなか困難ではないかと心配である。
この2人が診察の印象に残っている。診察後、難波先生が巡回所近辺の粉塵を採取する。
すると、巡回所の住んでいる子供が来て「ここで何してるの~。」と聞いてくるので、
「砂が大丈夫か調べるんだよ~。」と説明する。
すると子供が「私、ここで何回も転んでるよ~。」とのこと。本当に粉塵に異常のないことを祈るばかりだ。

湊小学校にもどりエリアミーティングを行う。
江谷先生が巡回所で気になった患者さんの申し送りをする。

エリアミーティング後、粉塵の採取に行く。
湊中学校・渡波小学校など避難所近辺や水産加工場(漁港)など様々な場所でサンプリングする。
一見何もなさそうな砂やどう見ても異常がありそうな泥等、様々な粉塵を採取。
どこも異臭がするのだが、特に水産加工場の近辺の異臭はきつすぎる。
スタッフ全員気分が悪くなり、頭痛がするほどだ。カモメ・カラスがある場所に固まって群れをなしている。
安全な場所にいるのか、それとも加工場の何かを食べているのか。
津波の威力は分かったつもりだったが、石巻市内を車で走るたびに改めてその凄まじさを痛感する。

今日も避難所の方と話をすることができた。湊小学校の裏は山で、その手前にお墓がある。
私が行った時分にはなかったが、何台も車が流されていたそうである。
津波がきたときは、そこに車も人も流されてきたそうである。
その時、小学校に避難した人たちで、消火栓のホースを使用し、4人助けたそうである。
「洋服を着ている人は重いねえ。」としみじみ言われていた。

小学校のプールも私たちが来る2~3日前に、車と汚水を撤去したそうである。
撤去した時に、遺体などがでなくてよかったとのことである。

etani-16.jpg

etani-17.jpg

震災から3か月経過しようというのに、まだそういう話なんだと、未だ過酷な環境であることを痛感した。

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ちなみにお墓の車からは撤去時に遺体が見つかったそうです(みなさん知らずに見ていたのですね・・・)




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